第17章インパルス

「ダイアナ!」

ダイアナが外に出た途端、聞き覚えのある声が耳に届いた。しかし、彼女は立ち止まることなく、そのまま前へと歩き続けた。

チャールズはすぐに追いつき、彼女の手首を掴んだ。

「来い。ヴィクターがお前に会いたがっている」

ヴィクターの名を聞いて、ダイアナは凍りついた。

エメラルド・シティに戻るにあたり、昔の知り合いと顔を合わせることになるだろうと、彼女はすでに心の準備をしていた。

だが、ヴィクターに対してだけは、どう接すればいいのか分からなかった。

「怖いのか?」

チャールズはダイアナの反応を見逃さず、その唇を嘲るように歪めた。

「時々、お前の胸を切り裂いて、心臓という...

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